『新しいリベラル ――大規模調査から見えてきた「隠れた多数派」』からの引用だけど、いわゆる「新しいリベラル」の最大のウィークポイントはここで、「すべての人の活躍の場を用意するための社会的投資」を謳いつつも、ある種の副次的なオプションとしてそもそも社会的経済的な利益が見込まれない高齢者や障害者への支援も考えているよという構えなわけだけど、低成長の真っ只中で社会保障費が財政を圧迫しある種のゼロサムゲーム的な様相を呈して久しい今、果たして彼らがそのような積極的な再分配政策に賛同してくれるかはかなり怪しいのではと思う。消極的な形であれ、「新しいリベラル」と呼ばれる層が実際に投票先に選ぶのは自民や維新だったという話も同書には書かれているし。
同書においては、経済的弱者の生活保障に絞った再分配政策から、すべての人がその潜在的な能力を発揮できるように促す社会的投資への変化(とその象徴としての子育て支援へのニーズの高まり)というストーリーを描いているのだけれど、後者によって前者がカバーされているのかというと、実際はかなり怪しいんじゃないかというのは思うよね。
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