どくしょ

夏休みの特集コーナーに置いてあったのを借りてみた。

旅とは何か。生物が自分の集団から外に出て他の集団と平和的に関わった後、また元の集団に戻ってくることだとし、これは他の生物には見られない行動だという。

他の類人猿ではそもそも集団を出ないか、他の集団に交わるときは乗っ取るとき。ところがヒトだけは赤の他人を平和的に受け入れる。これを「許容」という言葉で表現し、様々な方面から掘り下げている。

本のタイトルは「なぜヒトは旅をするのか」だけど、ヒトの「許容」の特性を検証することで、何故旅をするかというよりは何故旅ができるのか、を間接的に説明していく。

という霊長類研究のおはなし。
ヒトは生得的に他人を平和的に受け入れるというのが興味深い。

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