「氾濫するテクスチャーとコペンハーゲン、《15 Love》、そしてPink Mustへの円環」(Ikkei Kazama, 2025/04/17, Turn) を面白く読みました。
-言われてみると確かに「汚し」加工されたサンプリングやひっくるめてLo-fiと呼ばれている音楽が好きだったし、『IGOR』も『Vespertine』もとりわけ好きなアルバムでした。フサフサの手ざわりを愛好するのと同様に、私もディストーションやノイズの「テクスチャー」を愛好していたのかもしれない。
-《15 Love》からリリースされているアーティスト、2020年代とは思えない音を鳴らしている。紹介されている中では特にRaisa Kが好きでした。
-最近Kpopファンダムで「質感」という言葉が頻出している気がします。意味はほとんどムードやアトモスフィアと同じで、たとえばレトロさやダークさの指摘につかわれています。たぶん韓国語における「質感(チルガム)」の用法が流入している。
本稿で「テクスチャー」と述べられる概念とだいぶ近い気がしました。
turntokyo.com/features/15-love

インダストリアルやシューゲイザーと、00年代北欧エレクトロニカやアンビエントが異なる点は、PCが制作を変え、iPodとそのプラットフォーム(iTunesやMySpace)がリスナーを変えて、音楽がネット経由になったことで、だからY2Kとネットが回顧&懐古される今、最初のネット音楽として00年代が振り返られてるのかもしれないですね。
ザラザラ質感という点では、あえてローポリゴンを使う美学と相似だけど、音楽のほうがよりハードやネットとの関連が強そう。
(※記事はつやちゃんさんのリポストで知りました。私は音楽や美学の素人です)

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