15歳でデビューした少年が、その爆発的な人気にむしろ追い詰められ心を破壊されていく映画(ベターマン)を見たばかりなので、広末が早稲田入学したときの映像を見て「大人気だったのに落ちぶれて」とは全然思えない。むしろこういう人気のあり方こそが彼女を壊していったんじゃないの。知らんけど。
16歳でブレイク後、人気絶頂だった広末がなぜ大学に進学したか。少しでも"ふうーの社会"と接点を持ち、"ふうーの人間"でいられる時間を作りたかったのだとしたら。それなのに大学側は守ってくれず、むしろ宣伝に利用するような態度で、群衆の歓声とメディアスクラムに囲まれた初登校。私だったら絶望するな。芸能人じゃない自分でいることは許されないと突き付けられるようなものでしょ。広末がどう感じたかは知らんけど。
そして今、中居と違って彼女を決死援護してくれるファンはいない。"かわいいだけでチヤホヤされてた女"が破綻していくのを嬉々として眺める連中ばかり。広末の"奇行"よりそっちのがよっぽど邪悪だよ。