11/4の選挙、ニューヨーク市長選のマムダーニ氏と並んで注目されたのが
ミネソタ州ミネアポリス市長選のオマル・ファテ氏です。
アフリカ系(ソマリア移民二世)でイスラム教徒、DSA(アメリカ民主的社会主義者)ということから、
「中西部のマムダーニ」と呼ばれる州議会上院議員です。
状況はニューヨークと似ています。
現職・フレイ市長は、「PAC」制度で大企業から多額の寄付を受け、
広告を流しまくる選挙戦を展開。
ファテ氏はマムダーニ氏同様、
最低賃金をあげ、家賃の上限を設けるなど、
「普通の人が暮らしていける」ための政策を掲げ、
大企業と結びついた民主党の主流派を批判しています。
現時点で、当選者はまだ決まっていません。
ここは「ランク付け投票」という
順位付けによる投票の仕組みをとっています。
過半数を得た候補者がいない場合(今回はそれ)、その順位付けによる得票数を計算して、当選者が決まるのです。
現職再選を阻止をめざし、ファテ氏らは候補者同士で、順位付けでお互いを投票し合う、協力戦略をとっています。
ファテ氏が市長になれるかはまだ分かりません。しかし、今後全米でこうした「エキセン」的民主党主流派を批判する流れが強まることはほぼ明白です。
https://www.democracynow.org/2025/10/31/omar_fateh_minneapolis_mayoral_election [参照]
