[本][覚え書き]
日本語に翻訳された台湾の小説やノンフィクション、自分はけっこう読んでいるのですが、出版社の方にお願いしたいことがあります。できるならば、漢字に振り仮名をつけてもらいたいのです。
最近読んだ本の中に、「孫の教え子」という文字列がありました。頭の中で「まごのおしえご」と読んだあと、「あ、違う、違う。孫(ソン)の教え子だ」と訂正することに。需要な登場人物に教師の孫(ソン)先生がいるのだから、すぐに気づくのですが、こうした読み間違いが何度も続くとけっこうストレスです。
また、台湾も漢字文化圏なので人名・地名全て漢字表記なのですが、馴染みのない台湾名は一度では読めません。初出時には振り仮名がある場合が多いのですが、それ以降は振り仮名なしで、そのたびに前のページに戻るのも手間なので、結局読めないまま読み飛ばしてしまうことになります。
地名の場合は、まだなんとかなりますが、漢字の読み方の規則がまちまちだったりするので、著者(或いは、翻訳者)が何と読ませたいのかがわかるように振り仮名がつけてあると本当にありがたいです。基隆は、「きいるん」なのか→

テーブルに本が20冊ほど並べてあります。全て台湾関係の本です。『亡霊の地』『おばあちゃんのガールフレンド』『南光』『高雄港の娘』などが見えます。前に、雑誌『本の雑誌』があり、表紙に「あなたはルビを振りますか?」とあります。振り仮名についての特集号です。
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