最近、排外に傾いているな、というひとと話す機会がありました。そのひとが言うには、外国人が安い人件費で働くから日本人のパイが奪われている、というようなものでした。ちょっと意味がわからなかったです。外国人が安い賃金で働いている職場は、日本人がやりたがらない仕事です。その仕事を「奪われる」と言うのはおかしいし、安い賃金で働かせているならその方が問題です。国籍関係なく、賃金を上げてくれというべきところのはずだ、と言いました。
そのあとも、これは偏見かもと言いながら、生活が厳しくなると外国人の犯罪が、などと言うので、生活が厳しくなって犯罪をおかしてしまうのはそれこそ日本人だって同じなはずだし、そもそも外国籍の犯罪率は日本国籍のそれとほぼ変わらないというデータが出ているのだ、ということを伝えました。外国人が問題なのではなく、労働環境や言語のフォローがないのが問題なのだし、マナーの話と犯罪の話もごっちゃになって「危険」というフィルターをかけていないか。外国人を追いやっても日本人が豊かになるわけがない、と話しましたが、納得はしていないようでした。

こういうことなんだよな、と思います。いろんなところから話を始めて、結局筋が通っていない。切り抜きの情報を羅列している感じです。声の大きなひとの言葉、みんなが言っているからという空気、自分で読んでいない記事、根拠のない「不安」、そういうもので、外国籍のひとが攻撃されています。
政府で「外国人との秩序ある共生社会推進室」という組織ができました。そこには、「国民の不安と不公平感」という言葉が出てきます。不公平「感」です。根拠はありません。一体どこに不公平が生じているんでしょうか。「不安」を解決するのは、外国籍のひとを悪魔化して、排除して、問題を押し付けることではありません。不安を解決するのに必要なのは、誤解を解くことです。なのに、不安を煽るのがウケるから、外国人のことを「ズルい」と思わせた方が都合がいいから、政治が排外とデマを進めています。

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