Intelの昔のCPU
16ビットの8086、バス幅を8ビットにした廉価版8088がありました
NECは8088互換のV25と、8086互換のV30を作りPC-9801シリーズにV30を搭載しました
高速化したV30HL、ピン非互換の後継V33、V33Aもありました
型番はV30はμPD70116、V25はμPD70320だったと思います
V30に周辺回路を搭載したV50やV50HLなど各種シリーズもありました
数値演算は昔はコプロセッサーで実施していて8087を別途付ける必要がありました。V30搭載98シリーズでもコプロは8087が使われていました
ちなみにV30には8086などにはない独自命令があり、この命令を使うアプリが少なからずあったので互換性のため386時代にもV30が搭載され切り替えできるようなっていましたね
PC-88VAシリーズではμPD9002というV30互換でかつZ80エミュレーションモード搭載の独自CPUが使われていました。これはCPUだけでなく周辺回路も1パッケージになっていたので、V50に近い製品でした
また型番忘れましたがNECのオリジナルCPU製品もあり、中の人がまだリーマンだった昔、そのCPU用のプログラムを書いたりしていたことがあります