生成AIの使用条件として学生に説明している内容を、生成AI利用三原則として簡潔にまとめてみた。

他に注意すべき項目がなにかありましたら、ご指摘いただけると幸いです。

まぁ、「生成AIのまちがいを見抜けないのであれば、生成AIを使用しないことを推奨する」と、前提として申し伝えてはいるんだけども。

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1.生成AIを使用した場合は、そのことを明示すること。明示されていない場合は不正となる。
2.生成AIを使用した場合は、使用したプロンプト等、使用状況についての記録を残すこと。記録されていない場合は不正となる。
3.生成AIが犯した誤りは、生成AIを使用した学生本人の責任である。

しかし、ロクに知識がなくても、生成AIを使って(嘘を含む)アウトプットを量産することは簡単なわけで、これを提出物と称して学生が提出してくると、利用の態様を確認したり学生の学習効果を測りなおしたり、なにをどうしたところで教員は膨大な時間を奪われることになる。しかも、教員が添削して評価した結果、学生の学習になってないという意味で無駄が多く、下手すると生成AIの改善に使われるのみで、勝手にデジタル農奴に組み込まれることになる。

今のところ、AIをまともに使えて成果物の質を向上させられた学生は皆無である。AIの嘘に気づかない、ほとんど出オチレベルで論外。今後、多少見栄えのする資料を作らせることができたりするのが出てきそうだが、その資料でしゃべらせたらどうなるか。多分、無理だろう。

少なくともこれまでの短期的な成果として、生成AIが生産性を高めたとはとても思えないし、むしろ、マイナスにしかなってない可能性すらある。

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