第17回 素早い起動を可能にする「高速スタートアップ」:Windows 8レボリューション - @IT https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1303/21/news107.html
起動時間を大幅に短縮するにはどうすればよいか? そこで考え出された解決方法が「起動時に初期化するのを止める」である。代わりに、前回の最後の状態(シャットダウン直前のメモリやCPUの状態)を「休止状態としてディスクに保存」しておき、「起動時にはその休止状態から復帰させる」ようにすれば、いちいち初期化する必要がなくなるというわけだ。ただし一般的な休止(ハイバネーション)状態と違い、高速スタートアップではユーザー・セッションをすべて終了させ、ユーザー・シェルまで終了させた状態にしてから、カーネルを休止している。カーネルとデバイス・ドライバ、サービスだけがメモリ上に残った状態で休止させることにより、保存に必要なディスク領域が少なくて済む(カーネル・メモリの分だけなので数100Mybtesでよい)。