神田大介記者のお勧めされる記事。どれも素晴らしい。

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■ピアノ

本日から仕事始めの皆様、本年もご安全に。
ああ、また1年が始まる。
何のために生まれて、何をして生きるのか。
わからないまま終わるのは嫌ですが、これがなかなか難しい問いですね。

たぶん、ピアノを弾くためなんですよ。

年末に読もうと思って、ブラウザに開きっぱなしになっていた記事です。
主人公は71歳、警備員の男性。この時期は寒さがこたえることでしょう。お疲れさまです。
場所はJR姫路駅、コンコースに置かれたストリートピアノ。
さあ、騙されたと思って、まずは読んでみてください。

asahi.com/articles/ASTDS3FKZTD

男性は中卒。ピアノが好きで、でも教室に通わせる余裕のない家庭に育っています。
小学校の音楽室、パブやジャズ喫茶など、場所を選ばず演奏。好きが高じて27歳のころ、仕事を辞めてスナックを開き、ピアノを置いた。
ところが、阪神・淡路大震災のあおりを受け、40歳ごろに店を閉じています。
そして四半世紀、通りかかった駅のピアノ。動き出す時間。

丁寧な取材です。本人からディテールをしっかり聞き出しているし、JR西日本にも当たっている。
でもこの男性、匿名です。おそらくは固辞されたんでしょうね。
記事の最後には動画が付いています。
その演奏、粗削りなのは否めません。音は外しているし、打鍵も強すぎるところがある。曲目は「いとしのエリー」や「秋桜」といった流行歌。
でも、どんな名ピアニストも絶対にできない表現です。人生が乗っている。

記事は「ピアノが弾けたおかげで、人生が斜めにならなかったと思う」と締めくくられています。
名文だなあと思いきや、この男性が話したことそのままなんですね。何と言うことだ。
人間が、人生がアートなんだ。

新年連載の一つにも、そんなことが書かれていましたね。
asahi.com/articles/ASTDV04L4TD

人生とは、「ピアノ」を見つけられるかどうか。
あなたはピアノを見つけられましたか?
いいえ、今からでも遅いなんてことはない。
最後に若松真平記者の記事を紹介します。
世の中は希望にあふれている。それを教えてくれるのは、大統領でも社長でもありません。 asahi.com/articles/ASTDD7HCFTD

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