Ethernetのカテゴリー5eケーブルは2.5 Gbps、カテゴリー6Aケーブルは10 Gbpsまで対応する規格なのだけれども、USB 2.0にはなかった信号線を追加したUSB 3.0のようにカテゴリー5eケーブルになかった信号線をカテゴリー6Aケーブルに追加したわけではない。

カテゴリー5eケーブルは機器・5メートルのケーブル・90メートルのケーブル・5メートルのケーブル・機器の間をそれぞれコネクタで繋いだときに100 MHzの信号を伝送する上で十分な信号特性を満たす基準に合致していて、これが2.5 Gbpsの通信規格に対応している。家庭で接続するときは機器・2メートルのケーブル・機器という風に、前述の基準よりもはるかにやさしい条件で使われがちなのでカテゴリー5eケーブルで10 Gbpsの経路として支障が出ないこともある。

これに関して仕事で迷っていることがあって、近い内に隣り合ったラック間の配線をパッチパネルで整理しようと考えているのだけれども、これはつまり機器・15センチメートルのケーブル・2メートルのケーブル・1メートルのケーブル・機器みたいな繋ぎ方になる。機器は10GBASE-T対応なので規格を杓子定規に当てはめるならカテゴリー6Aケーブルを使わなければならないのだけれども、条件がそこまで厳しくないのでカテゴリー5eケーブルでいいんじゃないかという気がしてならない。

パッチパネルを使った配線は初めてだから安全側に倒したい気持ちもあるけれど、カテゴリー5eケーブルの方が柔らかくて配線しやすい傾向があるのでそっちでいいならそっちがいいなという気持ちもある。あと、カテゴリー6AにするとしたらUTPかSTPかというのも悩みどころで、経験者のコメントがほしい。

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