ずっと観たかったサヘル・ローズ主演、新宿梁山泊のサルトル脚本『恭しき娼婦』をやっと観てきた。
s-ryozanpaku.com/
この公演の凄さ、この芝居をこの主演で今日本で上演することの意味は、2018年初演時の安田菜津紀さんのコラムに書き尽くされているので、付け加えることは何もない。
kangaeruhito.jp/article/5713

"舞台の原作はフランスの文学者サルトルの小説だ。それは叫びたくなるほど苦しく、悲しいほどリアルな空間だった。
 舞台設定は近未来の日本。サヘルさんはとある街にやってきたばかりの「娼婦」だった。そして男性たちの欲望と時代に翻弄されていく。"

今回の公演では、舞台の「日本」は原作通りのアメリカになっていたが、安田さんが言うように、あまりに「日本」のリアルと重なるシーンが続くので、「アメリカ人」という全てのセリフが(特にマジョリティの日本人男性である私にとって)「日本人」という言葉に置き換わってダイレクトに刺さって来る気がした。
 途中、サヘル・ローズさん(リッジー)が警官に身分証の提示を求められるシーンがある。後ろの方の席だったのではっきりは見えなかったが、あれは在留カード(おそらくサヘルさん自身の)だったのではないか。胸が押しつぶされる思いがした。

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