早尾貴紀さんの投稿転載①

FBでの早尾貴紀さんの投稿。引用の記事についての批判なのですが重要なので転載します。

連日続く、ガザ地区の食糧配給所での大量殺戮、ジェノサイド。
これ以上ないほどの非人道的な方法で物資を配ろうとする米国・イスラエルのでっちあげた「ガザ人道財団」の方法も大問題だが、そこに危険を賭して辿り着いたパレスチナ人に銃弾を浴びせたのは誰なのか。
イスラエルは「ハマスが」と抜け抜けと責任逃れをしたが、結局いつものごとく、イスラエル軍の機関銃による掃射とアパッチヘリからの掃射もあったことが映像などから判明し、さらにはイスラエルが、ハマスと対抗するガザ地区の武装集団に武器供与をして撃たせていたことまで報道された。

普通に読めば、いったいどこまで悪辣・残虐なことを思いつくのかと吐き気をもよおす。記事にも「今後、深刻な政治スキャンダルに発展する可能性がある」とある。
だが、そうだろうか。

これは「コラボレーター(内通者・協力者・工作員)」問題としてイスラエルの西岸・ガザ占領の始まった1967年からずっと続いてきたことであり、コラボレーター問題そのものは多くの占領・戦争・植民地支配にも起きてきたことだ。
news.yahoo.co.jp/articles/0ab0

早尾貴紀さんの投稿転載②

近い過去を振り返っても、1987年からの第一次インティファーダ期にパレスチナの抵抗運動が民族統一的なものへと発展していくことを阻止するために、PLO(中心はファタハ)のライバルであるハマスを利用してパレスチナ社会の分断を画策していたことは有名な話だ。
そして1993年からのオスロ体制でPLOは傀儡化、入植地付きのイスラエルを承認して抵抗運動を終え、占領の下請け行政機関としての「自治政府」となる。そしてファタハの部隊はオスロ批判をするハマスも含む反対勢力をイスラエルとの協力で弾圧するようになった。

このメチャクチャなオスロ体制が、2000年からの第二次インティファーダによって露呈すると、PLO自治政府の支持は地に落ちて、反オスロのハマスへの支持が高まり、2006年のパレスチナ議会選挙でハマスが勝利しハマス政権が誕生した(傀儡与党のファタハが負けたのだから、選挙の公正さは明白だ)。

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