ここ確かに興味深い。1970年代にはあって、1990年代以降消えたというのは雑な気はするけど、冷戦も冷戦の終結も影響は大きいと思うけど、別の世界が消滅したのではなく、別の世界を欲しなくなったのだという気もする。
芸術学とメディア論の視座から過去の万博をひもとく編著の座談会で、社会学者の加島卓が興味深い仮説を提示している。「1970年の時点では資本主義以外の社会が存在したから」、反資本主義の観点から万博を批判することができた。しかし、「東西冷戦が終結した1990年代以降、そうした別の世界が消滅して、われわれは資本主義のなかから出られなくなってしまい、どのように批判していいのかわからなくなってしまった」と加島は論を立てる(*4)。「資本主義リアリズム」(マーク・フィッシャー)が批判の可能性を封じる。(引用)
https://bijutsutecho.com/magazine/review/32074
