埼玉県議らが国会内で会見をする2日前の6月29日、記者はクルド人の関係者に取材した。
会見で県議らが「恐怖を感じた」と述べた車をたたいた人物は、解体会社を経営する男性の妻で日本人の女性(30代)だった。「ヤードの前を車が徐行で通り過ぎた。後ろの座席の人たちがスマホを構えているのが見えたので『なぜ撮ってるんですか』と車をノックした」と振り返った。
車はいったん止まった後、急発進して立ち去った。女性はこの時「またSNSに動画をアップされる」と思ったという。これまでヤードも頻繁に撮影されており、クルド人同士で注意を呼びかけ合ってきた。過去には子どもや家族の写真までさらされていた。
「まさか議員だとは思わなかった。やましいことは何もないので、説明してくれれば、いくらでも案内したのに」と嘆いた。【1/3】

クルド人「説明あれば案内したのに」 埼玉県議側は「視察妨害」と刑事告訴…何が起きた?それぞれの主張:東京新聞デジタル️🔒
tokyo-np.co.jp/article/421510

【2/3】実はこの2〜3時間前から県議らの車は目撃され、「迷惑ユーチューバーが来ている」と注意を呼びかける連絡がクルド人の間に回っていた。別の解体業のクルド人男性(41)も連絡を受けた一人。武南署で女性らと合流した。
「警察署で相手が議員と知りショックだった」。声を荒らげて抗議したが警察が間に入るだけで最後まで議員らが直接、話すことはなかった。男性は「議員が正しいことをしているというならば、降りて話をしてほしかった」と訴える一方、やまないヘイトについて「日本に来て26年、日本はすばらしいと思ってきた。でもこの2年間は、理由もなく攻撃される。私は家族や会社を守らなければいけない。警察や行政に訴えても何も変わらない」と話す。
この視察が一部で報じられた後、X(旧ツイッター)では別のヤードの写真とともに、クルド人殺害を予告するような書き込みも現れた。この男性の妻は「今は黙って我慢するしかない感じですが、いつか危害を加えられるのではないかと不安です」と漏らした。

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