石破さんを象徴する言葉としてよく言われるのが「まず……◯◯とは、何か」というフレーズです。実際に彼がどの程度そのフレーズを使っているのかはわかりませんが、まず定義を確認し、そこから何が言えるのかを考えるのは学問において基本的な思考回路だと思います。
たとえば「Aはかねてから恨みを持っていたBに復讐する機会をうかがっていたが、Bが大切にしている壺がB宅の庭に置いてあることに気づき、ひそかに壺を持ち出し近所の空き地で粉々に割った。Aに窃盗罪は成立するか」を考えるには「まず窃盗とは何か」を考える必要があります。窃盗とは何か。他人の財物を窃取することです。刑法に書いてあるので間違いありません。では物を壊す目的で持ち出すことも窃取でしょうか。そうだと考えると、Aが庭で壺を割る場合と空き地まで持っていって割る場合で窃盗罪が成立するかが異なり、したがって刑罰も異なるでしょうが、それでよいでしょうか……
もちろん、政治的な問題は「窃盗の定義は刑法に書いてあるので間違いない」のようにははっきりしないことも多いでしょう。しかし、「当面これを定義として議論しよう」と考えることはできます。

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