安野貴博氏の政治的な姿勢は、都知事選の時の朝鮮人虐殺に対する回答によく現れていると私は考えています。
私はこの回答に失望しました。追悼しない知事を批判する形式を取りつつ、「公平の原則」など、両者の責任を問うかのような言葉を選んだことで、虐殺の責任を軽くしたい歴史修正主義者にも受け入れやすい文面です。これは準備不足のためではなく、一度、無回答だった後に行われた二度目のアンケートへの回答だったのです。
あの虐殺は日本人が朝鮮由来の人々と朝鮮由来だとみなした地方出身者を虐殺した犯罪であり、公平さはどこにもありません。
本人の思想や理想はわかりませんが、歴史修正主義者たちとの対立を避けようとするのが彼の政治姿勢であると私は考えます。
もっともこの姿勢は都知事選に出馬した時のもので、チームみらいがこの姿勢を継承しているかどうかはわかりません。
https://tbsradio.g.kuroco-img.app/files/user/安野たかひろ氏回答_1.pdf