中嶋泉の本の前半部分はアクション・ペインティングの男性性についての記述にかなり割かれているのに、展示からはそれがスポっと抜けていて、いやーどうかな〜という気持ちに。個別にいい作品はあったけど。
「アンチアクション」という発想は、女性性の現れとしてあるんじゃなくて、性差の強調として現れた「アクション・ペインティング」に対して、性差の抑圧としての表現っていうのが基礎的な考えだと思うんだけど、こういう考えは展示からは見えづらくて、単に女性作家を集めた展示に見えてしまった。
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