マイケル・アッシャーの仕事を紹介する書籍の要約を読んで面白かったので抜粋引用します。

「美術館」、あるいは「模範」として何がしかを示すということは、人々を歴史と接続し、我々が見れていない過去に目を向けさせる使命をもつこと。権威を投影して観客を感心させようとするのではなく、相手が主体として振る舞える制度をつくること。制度の方が、人間的な想像力を働かせること。そのようなテーマのように思います。

鑑賞経験
大学のキャンパス内に常設された(...)一見作品のようにさえ見えないそれは、かつてこのキャンパスが軍事訓練場だったことを示すモニュメントを指し示すような位置にある(...)「水飲み場(drinking fountain)」
音を聞く、風を感じる……だけでなく、水を飲む、本を読む、器具を使う、像を見遣る――展示室の外で行われる日常的な行為が、美術や表象の営みを支えている制度やその物質的実装と不可分であり、その行為をつうじてたしかに感じ取られ、反省され、心理的・感情的な反応を引き起こすようなアプローチ
契約された参加
美術館の企画(...)が(...)「子供とその家族」をターゲットにした教育的ミッションを掲げていることに着目し、常設展示の展示替えを、近くにある高校の生徒にまるごと任せます。このとき(...)契約を結んでおり、(...)プロフェッショナルとして扱い、美術館スタッフが介入しないように取り決められていました。
行為へ自由に参加するというこのことは、その作品のなかで自身のふるまいに責任をもつという義務と、結びついている。
キルシ・ペルトマキ『状況の美学:マイケル・アッシャーの仕事』大略
https://euskeoiwa.com/writings/online/20210408situationaestheticsbypeltomaki.html

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