トランプによるベネズエラの攻撃と大統領夫妻の拉致。「国際法よりも国益を重視」といった見出しで報道されていることも多いけれど、どちらかと言えばアメリカにとっての「国益」の内実が変化したと言うべきなのでは。
冷戦後、曲がりなりにも自由主義(リベラリズム)の価値観を資本主義的な自由経済秩序とセットにして国際社会に拡大し、そうして築き上げた国際秩序の盟主であることがアメリカの「国益」だったし、アフガンやイランへの侵攻や支配も、そうした建て前のもとでなされていた。
それに対して、そうしてアメリカが自国の利益のために作り上げた国際秩序は、むしろアメリカを弱らせていると主張して、トランプは大統領になった。MAGA派の多くは国境をまたいだ軍事侵攻を支持しないとされていたが、結局は西半球を帝国主義的に手中に収め、石油の利権を得るというむき出しの「利益」を隠しもせず、トランプはベネズエラに軍事攻撃をした。アメリカはずっと自国の「国益」のことしか考えていないし、無責任な暴力の行使によって、世界に戦争と混乱を引き起こし続けている。

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