政治的なコンテンツに対する考え

Jaeyeol Lee @kodingwarrior@hackers.pub
ハッカーズパブがソフトウェア開発者およびIT業界に身を置く人々のための空間ではありますが、技術的なことだけを話さなければならないという強制的なルールもないですし、反社会的/反人倫的ではない観点から実験的な文章を残したいと思います。
名目上は社会生活で政治を語ることがタブーの領域であり、政治嫌悪が至る所に蔓延していると言われていますが、私たちの生活は決して政治から自由ではありません。すぐに政策が実行されるのも政治から派生した結果物であり、私たちが利益を受けたり不利益を被ったりするのも政治から派生する結果物です。
政治的なものとは何か?
周囲の人々と話していると、政治的な案件についてはあえて言及しないこともありますし、私が活動する領域では特定の政治的スタンスとはできるだけ関わらないようにしていますが...(機械が介入しても同じでしょうが)人が関わるなら、結果的にはどのようなものでも政治的だと見なすことができると思います。
女性の人権/マイノリティの人権/労働者の人権など、当然のことを大切にしようというだけでも政治的だと主張する社会では、「政治的に見える」ことを隠すこと自体も政治的だと見なすことができます。
ホモソーシャルで排他的な集団というフレームから脱却するために多様性が尊重される文化を構築することも、ある意味では政治的であり、問題点があることを知らなかったり、現象を認識していても問題だと見なさないように努力することも政治的です。
政治的だと見なすこと自体も、ある意味では政治的かもしれません。政治嫌悪が至る所に蔓延していますが、それさえも政治的であることを認識する必要があります。
自分の生活が政治とは無関係だと言っても、誰かは冗談であれ政治的なものとしてフレームを被せようとし、意図しなくても政治色が「付着する」のです。
本当に政治から自由になれるのか?
私たちの生活が影響を受ける可能性があるため、気を引き締めて政治に関心を持つべきでもありますが、誰かにとっては生存権であり、誰かにとっては人生がかかっています。
特定の政治陣営が他の弱者を嘲笑し、貶めるために作った表現も、間違ってでも無意識的にでも拾わないように注意する必要があります。
すでに今も継続的に可視化されていますが、一部のユーモアアカウントやバイラルアカウントも実はドーパミンを煽る目的の裏には、政治的な宣伝を忍び込ませるケースが非常に多いです。それさえも巧妙な策略であることを認識するためにも、政治に関心を持たざるを得ません。
「政治的だと思われるもの」を嫌悪し、排除しようとしても、政治から絶対に自由になることはできません。2ちゃんねる(ディスカッション掲示板)などから右傾化した偽コンテンツが長い間作られてきましたが、今ではAIでも偽コンテンツを量産することがあまりにも簡単な世界になりました。
コンテンツをそのまま受け取るには、コンテンツを作る主体の政治的な意図、コンテンツの事実性、コンテンツが持つ含意、コンテンツ出所の信頼性まで疑わざるを得ません。
政治的なものを遠ざけるとしても、それが暗黙の約束だとしても、結局は政治に関心を持たざるを得ないのです。
結論
表向きは政治的にこういう立場だと自慢せず、コミュニティを運営してきた立場としては、どんな政治色も強要しないようにしてきましたが、私もまた政治的な人間であるため、「果たして私が運営してきたコミュニティが政治的ではなかったのか?」と問われれば分かりません。政治的な立場を持つ人間として、それなりの判断で雰囲気が最悪にならない程度には運営してきたと思います。コミュニティに参加する人々の多様性を増やすことも、ある意味では政治的だと見なせますが、政治的だと見なせる行為がむしろ排他的な雰囲気ではなく健全なコミュニティを作る基盤になり得ます。経験してきた限りではそうです。
上で述べたように、すでに多くのことが政治的なものからそれほど自由ではありません。意図しない言動でも政治的なフレーミングが被せられる可能性があり、政治的な副産物を誤って拾ってしまい、意図しない誤解を招くこともあります。そして、よく認識していれば、むしろより良い判断を下すことができます。そのため、なおさら気を引き締めて社会/政治に関心を持たざるを得ないのです。