さて、自分の言葉で書き直すか。

MastodonやMisskeyは、Githubなどのオンライン上の開発支援システム上にプログラムのソースコードを置いて、

最初に作った開発者や、プロジェクトの権限を与えられたコア開発者を中心に、

みんなで問題点を洗い出して議論し(issue)、プログラムの追加や変更を提案して皆で検証・検討し(pull request)、問題が無くなったら承認を得てプログラムに反映(merge)し、一定の基準を満たしたら、みんなに使って貰うものにタグ付けしてリリースします。

集団での開発は、提起された課題や追加・変更の提案を何でも取り込めばよいというものではなく、

プロジェクトの目指しているものに合致していて必要なものであるかを判断し、それが与える影響を理解し、その追加・変更を引き受けたら継続的にメンテナンスが必要となるため慎重に検討・吟味し、

でもそれってすごく大変なので、コミュニティに参加するみんなが負担できる範囲で受け入れています。

たとえば、ソースコード全体にわたって内容を書き換えるような変更は、よほど有意義なものでなければテストや検証が難しく受け入れるのは困難です。

せっかく体制はオープンでも、みんなの要望に対応しきれなくて閉じてしまうプロジェクトもあります。

そしてそこに、AIがプログラムコードの追加・修正を提案できる時代がやってきました。

これまでも、いろんな補助ツールを使って、自動でテストし、記述のバラツキやミスを修正するツールを使ってはきたのですが、それはそれぞれの開発者が、自分の責任のもとで、内容を理解し、それが与える影響・コミュニティへの負担をわかった上でプロジェクトに提案してきたわけですが、

AIを使った追加・修正の提案が可能になったことをきっかけに、上記の人間が引き受けていた判断やリスペクトを飛び越え、そうした判断力や力量、責任を持たない人が、安易に大量にリクエストするようになってしまっています。

AIによる開発が有用であることは重々承知しているので、多くのプロジェクトで、上手に利用していきたいとは考えているのですが、

この安易な参加者によって、コミュニティ開発を維持していくのが難しい状況が発生しているのです。

そのあたりのことを(あえてAIに)まとめてもらったのが、先の記事です。
hackers.pub/@noellabo/2025/ai生 [参照]

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